初陣 ういじん



もしかしたら自分が考えてるよりコトは大きくてなっており
自分は甘かったのかもしれない・・・・・


政治の世界を知ると同時に大人達の力を見せ付けられた。
スクールでの勉強と政治の勉強の差に思い悩みながらも
しがみ付く様に着いて行き、ウズミとホムラが自分の為にと
秘書兼教育係の人物に色々教わり
シモンズから受けた技術提供の為モルゲンレーテとの往復生活
を何とかこなし生活をしている。

少し疲れた体が睡眠を欲するが、
冷水で顔を洗い無理やり意識を覚醒させ
制服を着いつも通りの時間に家を出てスクールに向かう
アッシュグレーのブレザーに
白のワイシャツ
首にはワインレッドのネクタイ
スカートはダークグレーという
モノクロを基調とした制服に身を包むと、
周りが同じ歳の子ばかりに最初は嬉しかったが
最近では惑いを感じるものの、教室に入れば話しかけられる事に嬉しくなり
政治の世界を忘れる事が出来、良い気分転換になっていた。

少女達の集まる場所はいつも華やかで
身だしなみの話しやアイドル、歌手の話
そして好きな男性の話しへと進んでいく。

いつも聞き役だったに話が振られ
驚き戸惑いながらも正直に

「今はそういう人はいないかな・・・・」

と、言うにも

はまだまだ子供ねぇ〜
 じゃぁさぁ、お兄さんてどういう人なの?」

横にいた少女に問われ

「えっと、優しいよ」

思い出しながら答えをだすが

「外見は!?」

「がいけん・・・・カッコ良いかな?」

良く分からないけど・・・・・

最近忙しすぎて思い出すヒマが無く
フッと気が抜けるとは会いたい衝動にかられるにも
居場所がわからず、思い出すだけ人物の事を聞かれ
月やヘリオポリスで送った日々を思い出し
寂しさを隠す様に笑いながら答えると、
また、違う人物からの問いが来た。

「お兄さんてナチュラル?
 それともコーディネーター?」

「え!? 
 あっと・・・コーディネーターだけど・・・・」

戦争の元になっている事を聞かれ驚くも、
ここオーブは中立の国だと思い出し戸惑いながらも答えると
周りにいた少女達が喜びと興奮が混じった声を上げ
何事かと様子を伺う生徒がいる中

「だったらカッコイイにきまってるじゃない!」

「いいなぁ〜ねぇ、今度紹介してよ!」

「私もコーディネーターのお兄ちゃんが欲しいよぅ!」

同時に上がる声に
なんと返して良いのか解らず
問われる言葉に苦笑したり、頷いたりと対応していると
機械で作られた人工的な声で名を告げると
先程まで騒いでいた声が瞬時に止まり、
教室にいた生徒全員の視線を受ける中、立ち上がりドアを出
職員室に向かい、呼ばれた理由を聞くと
走りながら教室に戻りカバンを持つと
に心配と興味を示す言葉をかける者の声に適当に返し
校門を出て1個目の角を曲がると黒色の高級車が止まっており
開けられたドアをくぐり車内に入ると、顔なじみになった教育係がおり
口早に言葉を告げた。

「領海近くに連合軍の戦艦とザフトのMSと
 思われるモノが戦闘をしています。
 このままでは領海を越え自国の権利を侵す恐れがあります」

「それで、私は会議室へ行けばいいのですね?」

坦々と紡がれる言葉に、先程までの戸惑いは無く
真剣な表情で答えるが

「いえ、トモエ様には戦艦に搭乗して頂きます」

戦艦という言葉に眉間に皺を寄せ

「戦艦に?
 では、名を出し警告をしろと?」

声を低く問うと

「いえ、トモエ様の存在はまだ極秘ですので
 搭乗して頂くだけです。
 もし何かあれば、ホムラ首長代表とのコンタクトを取り
 指示を出して頂きますのでそのように」

「解りました」

頷き、会話を切ると
窓の外には太陽の光を受けキラキラ光る海を見
やがて見えてくる戦艦に息を呑み、決心を固めると
開かれたドアを潜り、軍服を着た男性に先導され更衣室へ入り
ウズミより渡された軍服を着、ブリッチに入ると
敬礼で挨拶をされ、も敬礼を返すと
戦艦は発進した。

「前方に連合、軍艦アークエンジェル
 さらに、GAT−X 105ストライク
 ザフト軍MS4機!
 GAT−X 303 イージス
 GAT−X 207 ブリッツ
 GAT−X 102 デュエル
 GAT−X 103 バスターです!」

「まさか!?」

前進するなか、怒鳴る様な声で告げられた名前に
驚きの声や表情を見せる
の冷静な声が指示を出す

「モニターに出して下さい。
 それとこの画像を会議室へ送って下さい」

子供特有の高い声で告げられる言葉に
驚きから冷静さを取り戻したクルー達がの指示に従い
モニターには戦闘映像が出ると
は背後にいる教育者に視線を送ると、相手は頷き返した。

頷くという事は、先程の自分の行動は合っている、という事

内心、ホッとし出された映像を見つめた。

告げられた名前に驚いた。
なんせ、問題となって首長代表を交代した原因とも言えるモノだ、
だからと言って皆と一緒に驚きの表情を出していい訳ではない。

『沈着冷静に物事を判断し指示を出す』1番に教えられられた。

教えを行動に出せた事は、勉強が身に付いているという事で
少し、成長したのかな

考え事をしながら戦闘映像を見ていると
アークエンジェルが被弾したのか煙が上がっていた。

「では、トモエ様」

「えぇ、お願いします」

領海ギリギリまで戦艦を進め、停止させると
まずは1番領海に近いアークエンジェルに警告を出す。

出を見る為、声での警告
それでも動かない場合は攻撃をする。

暗黙の了解が交わされると

完了しました!

張りのある声が艦内に響き、出方を待ってみるが
戦闘をしている為か、じわじわと領海に近寄りだし
いきなり

「かまわん!そのまま領海へ向かえ!」

聞きなれた声が聞え、モニターに写る金色の髪を持つ少女が写ると
先程まで警告を出していた男性が不機嫌さを出し
返答を返す中は安否すら解らなかった知り合いの登場に
驚きと喜び、戸惑いが一緒に出て呆然としている中
小声で

「トモエ様」

後ろから名前を呼ばれ我に返り、対応を見ていると

「父を・・・ウズミ・ナラ・アスハを呼べ!
 私は・・・私はカガリ・ユラ・アスハだ!」

怒鳴る声で名前を告げると艦内は静まり返るが
何とか対応している人物を見て
はため息を付いた。

なんで砂漠にいるカガリが問題のアークエンジェルに乗ってるのよ・・・・

あまりの訳の解らなさ、涙が出そうになったが
自分の仕事を思い出し、会議室にいる首長代表に指示を仰ぐと

入国を認める

指示が出た。

会議室にいる首長の鎮痛な表情に状況の悪さを感じ取り
コチラの指示が十分では無い事に困惑するが
自分の出す指示が間違っていれば後ろに控えている人物が何か言うはずと
考え答えを出すと腹を決め、声が外に漏れない様できるだけ小さな声で指示を出す。

「このまではラチが開きません。
 切って下さい」

艦内だけに聞える声にカガリとやり取りをしていた男性は
会話を切り、回線を無理やり切ると
振り向きの指示を待った。

「先程、首長代表よりアークエンジェルの入国許可が出ました。
 が、このまま何もせず入国を許す訳にはいきません」

このまま何もせず入国を許せば外交はもっと拗れ
最悪の場合、オーブは連合に属したと見なされる事にもなる
それだけはなんとしても避けねばならない。

「これより少しでも領海へ近づくなら、最終警告を出し攻撃をします。
 が、あくまでもこの攻撃は見せかけですので
 機体には最小限のダメージを与え、領海に落ちる様に攻撃します」

コチラの作戦に気付きますように・・・

そんな祈りを込め指示を言う

「難しい事を言っているのは解っています。
 でも、ザフトに入国を悟られる訳には行きません
 皆様の腕を信じています」

言葉を告げているとアークエンジェルは攻撃を受け
領海へと近づいていた

「では、お願いします」

の言葉が終わると、警告後すぐさま攻撃が始まり
アークエンジェルは領海内に落ちザフトが居なくなるのを見ると
戦艦に囲まれる様にしてアークエンジェルはオーブへと入国を果たした。

役目を終え、戦艦を後にする為歩き出すと
今まで後ろに控えていた人物から

「指示の出し方、考えは宜しいでしょう。
 ですが、アークエンジェルに攻撃は無用の様に感じました。
 それに、アークエンジェルに気を取られザフトへの指示が出ていませんでした。
 砲手が有能でしたから、トモエ様の言葉足らぬザフト攻撃もしましたが 
 もう少し深く読み考え答えを口に出して下さい」

100点中37点です。

次々に出される問題点に、気を落し足取りが遅くなるが
自分の存在が極秘扱いなので見つからない内に会議室へと
向かわねばならぬ中、途中ウズミと会い

「今からアークエンジェルの艦長に会う
 一緒に来なさい」

と、告げられ

極秘扱いの自分がなぜ?

疑問に思いながらもウズミの後ろを歩き
連合の制服を着てる人物に案内され艦内へ入り
艦長と名乗るマリューラミアスと対面を果たした。




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         第6話
               ようやくオーブにAAが来ました。
               次回キラが出てきます。
               しかし、アークエンジェルて長いから打ち難い・・・・
                                         2003 9 28